水中花火

双極II型。なんとか命の炎を守っています。疲れた。。

めまい

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 僕はすごい田舎に住んでるんです。自然豊かで良い所です。そして家の近くに川も流れています。幅が数メートルほどの用水路。轟々と流れていて,所々に小さな橋が渡っています。橋はただ地面があるだけで,手すりがない。この前は散歩の途中にそこへ寄って煙草を喫ってきました。

 水の流れを見ながら橋の上でタバコを吸う。良い眺めです。でも,ニコチンでクラクラとめまいがして,足元が危ない。あぁ,川に落ちそうだな,そんな感じがしました。足元を見れば水がすごい速さで流れているのです。

 僕の祖父は田んぼの水回りをしていた時に農業用水に落ちてなくなりました。なんでそんなことになったのか今では誰にも分かんない。ですけど僕はタバコを吸ったのではないかと思います。久々にタバコを吸うとめまいがする。それで足元がふらついて用水路に落ちたのではないかと推理しています。

 橋でタバコを吸っていてそんなことを考えました。

 祖父は周りにとめられて禁煙をしてたんですけど,実は僕みたいに周りに隠れてコッソリ喫っていたそうです。亡くなった後で納屋(祖父がよく休憩をしていた場所。農家なんです)の片づけをしていたら,手製の灰皿に吸い殻が山ほど入っていたそうです。納屋で昼休憩と称して一服していたようです。

 おじいちゃん,俺と一緒じゃん。肩身の狭い思いしながら家族に内緒で喫ってたんだね。一緒に吸いたかった。吸っていた銘柄はパーラメントだったと記憶しています。なのでタバコを吸い始めたころはパーラメントを喫って祖父をしのんでいました。