水中花火

双極II型。なんとか命の炎を守っています。疲れた。。

僕の双極性障害が家族の中に市民権を得た過程

 僕は自分が精神疾患であることを親にずっと隠していました。最近になってバレて受け入れてもらえたんですけど。

 精神科って色んなタイプがあって,家族に内緒でもかかれるところとそうでないところがあるみたいです。

 鬱が正常な日常を蝕み始めていた頃に,カウンセラーさんから受診をすすめられたんでした。僕がはじめに電話したのは大きな病院で,そこは親の了承がないと掛かれないって言われたんです。それで去年の11月,母だけに「精神科に行きたい」って初めて伝えたのです。そうしたら母方の祖母に相談して,結果,受診を反対されました。勇気を出して言ったのに拒否されて辛かったです。そして,鬱で身体が重いことを肝臓のせいにしました。脂肪肝だったんです。今は治ってるんですけど。

 そういう経緯で,母方の親族は僕の体調不良を肝臓が悪いからってことにして片付けたんです。

 それから半年くらいハイとローを繰り返して,鬱の時なんか地獄でした。次に鬱が来たら自死しよう,って考えていた時に,友だちが受診をすすめてくれた。あきらめていたんですけど,自費診療でいいからかかろうって思えました。友達には僕を救ってくれたことをとても感謝しています。ありがとう。

 初めて精神科の扉を叩いたのは7月,明るい曇りの日でした。雑居ビルの5階にある待合室は明るくて,窓からのぞくビル群がとても美しかったです。

 僕は専攻が心理学ですし,メンタルがダメになった頃から精神疾患についてネットで調べていたので自分の傾向が大体わかっていました。それもあったので,「双極II型かも」って主治医に云われた時もすぐに受け入れられました。はじめて自分の体調不良に名前がついた時,少し楽になった気がしました。

 11月の終わりまで4か月くらい親に隠しながら隠れてお薬飲んでいました。で,このまえ薬を机の上に置き忘れたのがきっかけでバレるというね。。

 

 両親と弟は僕の病を受け入れてくれたのでそこまで怨んでいません。これからは溝を少しずつ埋めていこうと思います。一度形成されてしまった家族との溝はそう簡単には変わらないと思いますけど。

 同居する家族は別として,知らないくせに就職のこととか色々構ってくる親族たちに嫌悪感を抱いています。絶対に許さない。精神科行くの反対したのも結局,彼らのエゴのためじゃないですか。俺のことなんてなかったことにして自分たちの体裁だけを考えていたように感じられました。俺の苦しみを理解しようとしなかった人達を俺はぜったいに許さない。